前野朋哉さんは、岡山県倉敷市出身の俳優であり映画監督でもある、マルチタレントです。
最初は映画監督志望としてスタートし、やがて自主制作映画の出演をきっかけに俳優へ転身しました。
現在では映画・テレビドラマ・CMに加え、演劇やお笑いの領域まで幅広く活躍しています。
ここでは、高校・大学時代の背景から最新の仕事まで、その歩みを追い、前野さんの魅力に迫ります。
基本情報
- 生年月日・出身地:1986年1月14日、岡山県倉敷市出身
- 所属事務所:ブレス・チャベス事業部
- 職業:俳優・映画監督、監督作では脚本・主演も担当
- 身長・体重・血液型:身長168cm、体重65kg、血液型B型
学生時代から現在まで
高校時代:美術と映画への芽生え
倉敷天城高校在学中、美術部に所属しながらクリエイティブな感性を磨きました。
当時、進学校のプレッシャーに晒されつつも「美術で評価を得たい」と強い思いを抱いていたようです。
大学進学:監督志望から俳優への転機
大阪芸術大学映像学科では映画監督を志し、学生自作映画に熱中しました。
卒業制作作『ショッキングピンク』(主演・監督)を作成し、国内外の学生映画祭で評価されました。
その後、さらに中央大学文学部哲学科へ進学し、学術的な視点も得ています。
デビューと自作監督作品
2005年、大学1年次に石井裕也監督の『剥き出しにっぽん』に照明助手として参加。
急遽出演することになり、俳優デビューを果たしました。
2009年、自主制作映画『脚の生えたおたまじゃくし』を監督・脚本・主演で制作し、“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010”で審査員特別賞&シネガー賞をW受賞しています。
俳優として活動開始
石井裕也監督作品の短編・長編に多数出演。
『グレートブリテン』では主演を務めました。
さらに『桐島、部活やめるってよ』(2012)、『図書館戦争』(2013)、『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』(2014)など話題作に脇役として登場し、個性派俳優としての地位を築きました。
監督・脚本・主演の両立
『脚の生えたおたまじゃくし』成功後も、自作映画制作は継続。
『GOGO まりこ』(大学卒業制作)はハンブルグ映画祭に出品、京都国際学生映画祭にも入選しました。
テレビドラマやCMで注目
2011年、TBS『BOSS』でドラマデビュー。
その後、NHK朝ドラ『わろてんか』(2017)にアサリ役で出演し、全国的な認知を得るきっかけとなりました。
また2016年にはau三太郎シリーズのCMで“一寸法師役”として人気となり、さらにM‑1グランプリに漫才コンビ「エミアビ」で参戦するなど、活動の幅を広げています。
地元岡山との関わり
2014年に結婚後、2016年には「おかやま晴れの国大使」に任命され、岡山県の観光PRに一役買っています。
近年の活動状況
2024年以降、映画『晴れの国』『つゆのあとさき』『室町無頼』など多数の作品に出演しています。
補足情報
- 受賞歴:2009年ゆうばり映画祭(審査員特別賞&シネガー賞)、TAMA映画祭最優秀作品賞(2022『ハケンアニメ!』)。
- 私生活:2014年結婚、翌年に男児誕生。現在は二児の父。
- スキル・趣味:音楽鑑賞(HIP‑HOP)や卓球なども嗜み、普通自動車免許所持。
「前野朋哉さんの経歴|俳優&監督としての半生!」まとめ
前野朋哉さんは「映画が好き」から始まった純朴な情熱を原動力に、高校・大学時代の自主制作を経て、今や俳優と監督を兼務する多才な表現者として活躍しています。
監督としての手腕と俳優としての演技力を両立させる稀有な存在であり、地元岡山への愛情・地域貢献を忘れない姿勢も魅力です。
今後も映画・ドラマ・地域PRなど、ますますの活躍が期待できるでしょう。