ロサンゼルス・ドジャースの右腕、佐々木朗希投手（23歳）が、今季“構想外”扱いとなり、復帰の見通しが立たない状況に直面しています。
右肩の「インピンジメント症候群」により負傷者リスト（IL）入りし、無期限のノースロー調整中。
監督やコーチ陣も具体的なプランを示せず、文字通り「何があったのか」「復帰は長期化」する見通しで、若きエースの今後に大きな懸念が広がっています。
◼ なにがあったのか
2025年5月9日のダイヤモンドバックス戦で登板中、右肩に違和感を訴えた佐々木投手。
その後、「右肩のインピンジメント症候群」が発覚し、痛み止め注射を受けた上、再び無期限ノースローへと移行していました。
検査では骨や筋に大きな異常は見られなかったものの、「張りや違和感、力が入りづらい感覚」が続き、完全復帰のメドは立っていません。
◼ 復帰は長期化
「今シーズンは彼なしで編成を考えることが妥当だ」と明言された上で、「構想外」として扱われています。
リハビリの進展も乏しく、キャッチボール再開のタイミングすら定まっていない状態です。
投手コーチも「自信を持ってボールを投げられるようになることが、まず大事」とし、復帰までのプロセスをはっきり描けていません。
◼ インピンジメント（impingement）とは
インピンジメント症候群とは、肩のインピンジメント（衝突）により、棘上筋腱などが腕骨頭と肩峰の間で圧迫され、炎症や痛み・違和感を引き起こす状態を指します。
プロ野球の投手には発症リスクが高く、無理な回復は再発の恐れもあるため慎重な対応が求められます。
◼ メンタルへの影響
構想外は23歳の若き選手にとって大きな打撃です。
競争の激しいドジャースの先発ローテーションには大谷翔平投手やスネル投手、カーショー投手、グラスノー投手ら実績ある投手がひしめいており、復帰が遅れれば席を失う可能性もあります。
こうした状況は、自己への自信を失う恐れがあります。
コーチ陣も「彼自身がしっかり投げられるという自信を持てるようになることが大事」と語っており、メンタル面でのサポートが不可欠です。
■ 「構想外の佐々木朗希投手に何があったのか？」のまとめ
現在の佐々木朗希投手は、右肩のインピンジメント症候群によるノースロー状態が長期化し、ドジャースの今季プランから外れる構図が濃厚となっています。
医学的には骨や筋肉に重篤な損傷はないものの、「張り」「違和感」「自信喪失」という微妙な状況であり、完全復帰には相当な時間を要する見通しです。
加えて、強豪チームの先発争いにおいては一度後退すれば巻き返すのは容易ではありません。
復帰に向けては、体調の回復だけではなく、メンタル面での支援が重要であり、本人の精神状態や意欲が今後の鍵となります。